例えば相手の顔色を数字の列で表してシミュレーションみましょう。
例えば、現在の相手の感情は「2、5、6」であるとします。
この相手に、「1、1、1」という感情効果を生む言葉をかけたとすると、それが加えられ、「2+1、5+1、6+1」=「3、6、7」という感情に変化するとします。
一方、感情は流れているものですから、何もしなくても変化するものとします。
例えば、「2、5、6」という感情も、次の時点では、「1、3、4」という感情に変化してしまうこともあります。
このような変化をした場合、「1、1、1」という感情効果を生む言葉をかけると、その結果は、「1+1、3+1、4+1」=「2、4、5」となります。
さて、相手が「2、5、6」という感情である時、相手を「7、7、7」というラッキーな感情になってもらおうと思ったらどうすれば良いでしょうか。
ここで引き算の脳「小脳」が活躍します。 そうですね、「7-2、7-5、7-6」=「5、2、1」という言葉をかければ良いんですね。
でも、相手の感情は動いていますから、前の例のように「1、3、4」に変化しちゃたりしてると、思惑が外れて、相手は「1+5、3+2、4+1」=「6、5、5」という予想と違った感情になってしまいます。
どうしてこういう残念な結果になってしまうかというと、それは相手の「過去」の感情の軌跡を追っていないからです。
もし、小脳を使って相手の過去の感情を辿っていた場合にはどうなるでしょうか。 例えば、相手がちょっと前の時点では、「3、7、8」という感情であったことを知っています。
つまり、過去の感情が 「3、7、8」、現在の感情が 「2、5、6」ということですが、これが解っていると、このまま言葉をかけずにいた場合に、相手の感情が将来どうなっているかを予測することが出来ます。
どうです? 出来ますか?
答えは、「2、5、6」です。
どうして? これは次の様にならべてみれば解ります。
過去 「3、7、8」
現在 「2、5、6」
将来 「1、3、4」
そう最初の数字は「1」づつ減って、二番目と三番目の数字は「2」づつ減っているんです。
これは「類推」という最も単純な推論の方法です。
将来の感情の予測が出来れば後は簡単。
ここでも引き算の脳「小脳」を使って、「7-1、7-3、7-4」=「6、4、3」という感情効果を生む言葉を相手にかければいいんですね。
この相手との言葉と感情のやりとりは、表面だけしか見ていない第三者にとっては不思議に思えるかもしれません。
現在の感情「2、5、6」に対し、「6、4、3」という言葉をかける訳ですから、感情の流れを知らない第三者から見たら、結果は「2+6、5+4、6+3」=「8、9、9」になるはずなのに、相手は「7、7、7」で幸せな顔つきをしているんですから。
そう、この第三者が正に「空気が読めない人」なんですね。
最近のコメント